わたしの顔面アトピーが、、、
なんと、再発しています
それはひと月ほど前のこと。
長期にわたって食養生を実践し、お肌もずいぶん落ち着いてきたということで、アトピー食を解禁。 誘われるままに外食三昧の週に突入したのでした。
最初にワインを一杯だけ、飲みました
久しぶりにいい気分で、楽しくて、つい飲んでしまったの。
料理に真っ赤な物体、そう、唐辛子が見えた時も食べてしまいました。 一応本体は避けてみたものの、唐辛子成分はしっかり体内に入ってしまったようです。
とどめは、
週末の特上にぎり寿司の会食2連チャン。 さすがにこの時点でアトピー再発の文字が脳裏をかすめましたが、断る勇気が足りなかったんですねーー
油断しました。
アトピー性皮膚炎が再発したのは、数日後。
やっぱり、顔面。
今回は、目尻とまぶたにぽわっと赤い紅斑が出ています。
よーーく見ると、頬にも二ヶ所づつ、左右ともに紅色に染まっています。
炎症が強く出ているときは、紅斑部が隆起しています。
ちょっと、痒いです。
夜中にも、ときどき掻いてしまって目が覚めます。
もちろん、
漢方薬は、すぐに飲み始めました。
お陰さまで、今では「うっすらと頬紅をつけてるの?」くらいには落ち着きました。
でもね、完治はしていません。
「ちょっと、その化粧は失敗でしょ!」 と突っ込みをいただきそうな、いびつな桃色アイシャドウ & チーク な感じです。
本当は、煎じ薬をガンガン飲みたかったのですが、体力的にも時間的にも煎じる余裕がなく、、、
今回は中製薬で対応しています。
セオリー通りに、まずは清熱解毒。
初期には滲出もみられたので、瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)。 現在は皮膚を乾かし過ぎず、便秘にもよい清営顆粒(せいえいかりゅう)。
【清熱利湿、涼血解毒】
年のせいか忙しくなるとイライラ感に負けそうになってしまうので、逍遥丸(しょうようがん)を使ったり加味逍遥散(かみしょうようさん)を使ったりもします。
【疏肝理気】
途中から、
目がしょぼしょぼしてセミのような耳鳴りが聞こえてきたり、立ち眩みなどの貧血症状も現れてきたので、四物湯(しもつとう)も合わせました。
四物湯の構成生薬である当帰は血流を改善させますので、炎症反応が顕著に現れているアトピー性皮膚炎には慎重さが必要となりますが、今回は血虚(けっきょ)が甚だしいので背に腹は代えられないということで加えました。
【補血】
そろそろ紅斑部の乾燥感も気になってきたので、
紅沙棘(ほんさーじ)も飲んでみようかしら、なんて思っています。
ときどき患者さんに言われます。
「そんなに飲んで大丈夫ですか?」
はい、大丈夫です。
必要なときには、それらは4つの薬ではなくひとつの薬だからです
漢方の母国(中医学)で実践されている煎じ薬は、本来、そのようにして一人一人の患者さんに合ったオーダーメイドの煎じ薬が提供されているんですね。
7月末に再発したわたしの顔面アトピーが、すっかり美肌に戻るのはいつになるでしょう。
気が向きましたら、またここでご報告いたしましょう
余談、
今朝、「あまちゃん」 を見ました
この頃、毎日見ています。 半世紀近く生きてきて、自分が朝のNHK連ドラを見るようになるなんて想像もしなかったのに、今ではすっかり朝のテレビっ子の一員です。
その魅力を語りだすと、話は尽きないわたしですが、、、
今朝の 「あまちゃん」 では、不覚にも感涙
場面は、あの地震の数日後。 三陸の鉄道の復旧にかけるシーンで、わたしの目から大粒の涙が溢れ出るのです。
朝なのに、
仕事前なのに、
でも、なんだか清々しい感動の涙でした。
登場人物たちの被災地での丸裸の善意というか、使命感というか、そんな熱い情熱を感じられての涙だったのかもしれません。 当時の東北でも、現実にそうした方々の活躍がいくつもあったことでしょう。
小さな鉄道、
小さなパン屋さん、小さな床屋さん、海にこぎ出る漁師さん、
そうした小さな努力が、きっと大きな勇気と感動を呼んでいたに違いありません。
その時、わたしは何も出来なかったし今も何をも出来てはいないのですが、心の中での応援だけでも続けていきたいな、と今朝は思いを新たにしました。
それにしても、
発車のシーンの挿入歌。 あれ、ずるいですよね。
アラフィー世代(?)はあれだけで泣けちゃうかも
東北 ~ 宮沢賢治 ~ 鉄道 ~ 松本零士 ~ 立ち上がるヒーロー ~ 離別と心の立ち直り ~ 復活☆☆ 一瞬にして脳内にそんな連鎖が生まれるのですから、‘くどかんワールド’あっぱれですね
藤枝 漢方 静岡 焼津 島田 大井川 牧之原 御前崎
| 固定リンク