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2013年4月14日 (日)

春の頭痛に、 Part 2

怒りんぼうのハーブティ !? 

 

この頃、ときどきわたしを悩ませるもの。

頭痛。

Photo_4 

これがなかなか辛いんです。

一言で頭痛といっても、漢方的には

痛み方や体質、女性なら生理周期のどのタイミングで痛むかによっても対応は異なってくるのですが、、、

 

この春、わたしのお気に入りは、

菊の花のハーブティです

中医学理論では、

【春】と【菊花(きくか)】と【頭痛】には深い深いつながりがあります。

詳しくは、ララ通信 ~ 「春の頭痛にご用心」 をご覧下さい。

もちろん、どんな頭痛にでも良いという訳ではありません。

菊花(きくか) が向いているのは、

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怒った後に痛くなる頭痛。

ガマンをしたり、気を使ったり、緊張した後に痛くなる頭痛。

女性なら、排卵後の生理前に胸が張りやすい人の頭痛にもよいですね。

頭や目を良く使う仕事の人や、暑がりさんや怒りんぼうで目が疲れやすい人にもよいでしょう。

 

つい先日、わたしの頭にもPhoto_9

サウナ的な暑さの後に怒れる事態が勃発し (≧ヘ≦)ξ、

まんまと翌日、この頭痛が発生

コメカミが痛すぎて、うっすらと吐き気を催しそうな頭痛でした。

 

コメカミは経絡的には足少陽胆経。肝とは表裏の関係にあります。

怒りは肝を傷付けます。

そして今、季節は春。

肝胆=春=怒 、見事に東洋医学のキーワードがそろいました。

 

漢方薬を飲もうかとも思いましたが、

いろいろ考え合わせて、その日は菊花のハーブティに決定。

菊花をひとつまみ、

急須に入れて、熱湯を注ぎます。

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わたしはたっぷり 6g くらい入れちゃいます。

5分ほどしてカップに注ぐと、

う~~ん♪ いい香り

菊の花のエキスが、鼻の奥から脳に染みわたる感じです。

 

どのくらいで痛みが消えたか?

そうねぇ、

丸一日くらいはうっすらと頭に違和感が残っていたかもしれません。(菊花は鎮痛薬ではありません。)

でも翌日にはすっきり爽快。

もちろん頭痛は消えていましたし、なにより頭が“いい!”気分。

そう、頭脳明晰になった気分です

 

味は、

菊の花の味、とでも言いましょうか。

ほとんど無味に近いんですが、ほんのり苦味も感じます。わたしはティーカップに紛れ込んだ菊の花びらを噛みながらもぐもぐ食べるのが好きです。

 

この菊花のハーブティ、

お手軽なパウダータイプもあるんですよ。

香菊花(しゃんきくか)。

お湯を注ぐだけで、あっという間に出来上がります♪

 

今年は縁あって大学受験を控えた学生さんにもお飲みいただきました。勉強とストレスでヒートアップした頭を、すっきりクールダウンしてくれます。

頭の中に冷えピタ(冷やろん?)を入れた感じね。で、集中力もアップ

見事、第一希望よりさらに上の大学に合格なさいました!

 

漢方理論は、こんなところにもお役に立つんですね。

 

皆さんの生活にも、そんな漢方の知恵が身近にありますように

 

菊花は、産地や品種などによっていくつかの種類に分かれます。

代表的なのは杭菊花(こうきくか、黄菊花)、滁菊花(じょきくか、白菊花)、野菊花(のぎくか、野菊)などで、それぞれに特性があり、目的により用い方にも違いがあります。

詳しくは、また後日

 藤枝 漢方 焼津 島田 御前崎 牧之原 静岡

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