眠らぬ夜の美女達へ
妊娠体質になりたい人、集まれー
今日は妊娠準備のとても大切なお話をしましょう。
不妊症の原因はたくさんあります。
妊娠体質になるための方法もいくつかあります。
人それぞれのカラダに癖があるように、
妊娠しづらい人の妊娠準備には、その方自身のウィークポイントを適確に補っていくことが必要となるのですが、
不妊症の克服には、
ご本人の心労に加え、多大な労力と費用を費やすことがままあります。
効果があるのに、安くて、楽ちんで、誰にでも安心なこと、
そんな方法あるの?という悩める女性の皆さまへ、
あります。
それは、夜の眠りです
夜の11時から夜中の2時までのぐっすりとした睡眠は、卵巣の中のタマゴちゃんにとても大切。
“お肌のゴールデンタイム”ともいわれるこの時間に隠された、もうひとつの秘密をご披露しましょう。
どうして“眠り”がお肌とタマゴちゃんにいいの?
その秘密は、ホルモンです。
潤う美肌の秘訣は、成長ホルモン と 女性ホルモン。これらのホルモンが上手に分泌されているかどうかで、お肌のキメや潤いに差が出てきます。
これらのホルモンは 夜11時から夜中の2時頃にかけての熟眠中 に分泌が盛んになるといわれています。
“熟眠”は最強のスキンケアなんですね。
そして、今はまだ卵巣の中で眠っているタマゴちゃんの成長も、
いえ、むしろこのタマゴちゃん達こそが
こうしたホルモン分泌の影響をもっとも受けているといってよいでしょう。
女性ホルモンの働きは?
女性ホルモンの代表には、エストロゲン(卵胞ホルモン) と プロゲステロン(黄体ホルモン)があります。
月経周期は、このエストロゲンとプロゲステロンの微妙なバランスの調節を受けています。
卵胞期(生理初日~排卵前)には、 卵巣の中で卵子を包んでいる卵胞が成長してエストロゲンが分泌されます。
排卵後には卵胞が黄体と呼ばれる組織に変化し、黄体からプロゲステロンが分泌される黄体期に入ります。黄体期の後半にはプロゲステロンと再度上昇したエストロゲンの働きで子宮内膜が肥厚して妊娠に備え、受精したタマゴちゃんを今か今かと待ちわびます。
この卵巣-子宮で大活躍をするエストロゲンとプロゲステロンは、さらに
視床下部(間脳)の性腺刺激ホルモン放出ホルモン(Gn-RH)や、脳下垂体の性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン){卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)}
の支配を受けています。
月経を安定させるためには、睡眠で脳を休めてあげることも大切なんですね。
成長ホルモンとタマゴちゃんの関係は?
成長ホルモン(GH)は、
卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)と同じく、脳下垂体前葉から分泌されているホルモンで、小児の成長・発達を促すホルモンとして知られていますが、
実際は、「生命を維持するシステム」としてヒトの一生を通じて非常に重要な役割を果たしていることがわかってきています。
そのひとつの役割が【GH-IGF1】システム。
成長ホルモン(GH)の刺激により、
卵巣で合成された IGF-1(インスリン様成長因子)は
卵巣の中で卵子に成長する細胞に働きかけ、直ちに卵子を取り囲む細胞の増殖を促して卵胞刺激ホルモンの受容体(FSHR)を発現させます。FSHRに移入された情報はさらにIGF-1受容体や黄体形成ホルモン受容体(LHR)の発現も刺激し、ここにLHが作用すると排卵が生じます。
参考文献:加齢病態学 性差医療 性ホルモンと成長ホルモン/Shinshu University Graduate school of Medicine
むずかしいですね。
簡単にいうと、
卵巣の中で選ばれたひとつのタマゴちゃんが受精可能なタマゴちゃんに育つためには、最初に成長ホルモンの作用が必要だということです。
成長ホルモンを上手に得る眠り方は?
成長ホルモンがもっとも分泌されるのが、夜のぐっすりとした睡眠の中。
時間帯は、夜10時~夜中の2時。
右表:出典 Medical quus. net
とくに成長ホルモンの分泌量が多いのは、午前0時頃。
また、成長ホルモンは眠りについて1~2時間ほど経った頃に分泌が活発になるといわれています。
左表:出典 Praza.rakuten.co.jp
夜眠れなくて昼間に睡眠をとったとしても、このゴールデンタイムほどの成長ホルモンは得られません。
夜10時~2時の眠りは、タマゴちゃんの天然の栄養剤
ほら、ね。
夜の眠りは、卵巣のタマゴちゃんの成長のためにこんなにも大切なものだったんです。
お肌のアンチエイジングにも、筋肉や骨を若々しく保つためにも見逃せない成長ホルモン。
残念なのは、その分泌量が加齢とともに減ってしまうこと。
一説によると、40才の成長ホルモン分泌量は20才のときの2分の1から3分の1程。おおざっぱに言えば、夜更かしの体への影響は40才では20才のときの2~3倍のダメージとなる、と解釈することができます。
昨今では不妊症の増加を受け、“卵子の老化”に対する認識も進んできました。
赤ちゃんが欲しくて、
人工授精や体外受精にチャレンジしようとする人が夜中の1時まで起きているなんて、こんなにもったいない話はないでしょう?
東洋医学では数千年の昔から、こんなことが言われています。
女は陰、
体を潤すものも陰、
夜は陰の時間、
陰がもっとも深まる時間に布団で休むことで、体の中では陰(血)が育つ。
【陰陽学説】
そして、古典を発展させた新たな解釈では、以下のように考えて多くの不妊女性を妊娠・出産へと導くことに成功しています。
低温期(卵胞期)は陰のとき、
高温期(黄体期)は陽のとき、
卵胞がしっかり育って陰が成長しきったとき、女性の体は排卵して陽に転じる。
よい卵胞は、よい黄体に、
よい低温期は、よい高温期に、
よい月経周期は、次の周期のさらに良質なタマゴちゃんに。
【陰陽対立、陰陽互根、陰陽消長、陰陽転化】
だから、妊娠したい女性は
夜にたっぷり眠ることが大切なんですね。
一年の周期では、
立秋から立春までの半年間が、陰のとき。
とくに大地が凍てつく冬は、眠りを大切にしたい季節です。
動物界も植物界も、生態のリズムの中で生殖を行います。
地球上でおそろしいまでの厳格な精度をもって遂行されているホルモン・コントロール=命の世界。
その進行は、単一なサプリメントで補える範疇ではありません。
あなたの生体リズムを、睡眠から取り戻してみませんか。
今夜からぐっすり寝よう、と思った美女たちへ
長い生活習慣や仕事や心配事などのストレスがある人は、カラダがなかなかぐっすり睡眠モードに入ってくれないことがあります。
また、春先に不眠を訴える女性に、
卵胞の潤いが不足気味で、卵胞が育ちにくいケースが少なくありません。
【肝腎陰虚】、【肝陽上亢】
そんなとき、
漢方薬は、あなたの眠りを応援します。
あなたのカラダをやさしく癒して、妊娠体質に導いていく
それが東洋のハーブ・漢方薬の力です
藤枝 焼津 島田 御前崎 牧之原 静岡
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