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2012年11月

2012年11月19日 (月)

飲む美容液!?

そんな甘い言葉に揺れる?お年頃

 

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お肌がしぼむ。

カサカサ乾燥肌と小ジワ、それにほうれい線

鏡をのぞくと、忘れていたい姿も映し出されて、、Σ( ̄ロ ̄lll)☆

 

あなたはそんな経験がありますか?

わたしはあります

 

そんなわたしが頼りにしている漢方薬はいくつかありますが、

秋が深まってきたら、

瓊玉膏(けいぎょくこう)の出番です

初めて飲んだときは、

その黒い色とざらっとした舌触りにびっくりしましたが、慣れてくるとこれがまた甘くて癖になる味なんですね。

飲み始めて三日目の朝、

何気なくほっぺたを触ったら、、、

いつもと違う!ちょっと、しっとりしてる♪

指にお肌がもちもちっと吸いついてくる、懐かしいあの感触☆

噂には聞いていたけどこんなに早く効果が現れるものなのかなぁ、なんて思ったのが二年前の冬のことでした。

飲み始めは、美肌目的ではありませんでした。

補脾、補腎陰などの中医学理論にのっとって、半ば人体実験的に、顔面アトピーの自分の体で効果を実感したくて飲み始めたんですね。

顔面アトピーに悪さはしませんでした。

もちろん、アトピーの症状を観察しながら瓊玉膏(けいぎょくこう)を飲むタイミングを注意深くみはからっての結果です。 その頃、わたしのアトピーは真っ赤な炎症が鎮まり肌の乾燥感が気になる状態で、食いしん坊のわたしにしては珍しくちっとも食事がおいしく感じられない頃でした。

【陰虚】、【脾気虚】

瓊玉膏でアトピー性皮膚炎が治ったかと問われればそれは議論が必要なところですけれど、それ以降、皮膚症状は安定し大きく崩れることなく今に至ります。

最近は、

お店に来てくださる皮膚病のお客さまに、「わたしも顔面がアトピーなんですよ」と言うとびっくりされます。

食養生もついに解禁!

部分的にちょっと赤くなって痒い部分もあるけど、ニキビ大だから許容範囲です。

ちょっと冒険して、大好きなモンブランやチョコも食べちゃってます。

♪(o ̄∇ ̄)/

(でも食べすぎはだめね。お酒も我慢。)

 

どうして秋からいいの?

潤い

夏の間、

暑さで汗をかき続けた体は、秋になって空気が乾燥する頃に乾きを訴えます。

乾燥に敏感な臓器は、肺、大腸、皮膚。

秋になると咽が渇いて空咳が出やすい人は、お肌もカサカサしやすいの。

そんな時には、肺や皮膚を潤してくれる漢方薬がお役立ちです。

瓊玉膏はやさしくあなたの体を潤してくれます。

顕著な咳や赤くただれたアトピー性皮膚炎、ひどい下痢などがある場合には、お飲みになる前に必ず漢方の専門家にご相談下さい。

 

弾力

お肌の弾力は表皮の下にある真皮がもたらします。

真皮層はコラーゲンやエラスチン繊維で構成され、ヒアルロン酸やコラーゲンなど潤い成分をたっぷり含んでお肌のみずみずしさやハリを保つ役割があります。

また、顔の豊かな表情は表情筋の働きによって作られますが、

この表情筋は真皮層のコラーゲンやエラスチンによって支えられています。表情筋の衰えは、肌のたるみやほうれい線といった見た目の老化現象をもたらします。

中医学理論では、

筋肉の若々しさは【脾】の働きによってもたらされると考えます。

※ 漢方医学の【脾】は、西洋医学の脾臓と同じではありません。

【脾】の力を保つことで、筋肉を衰えから守り、さらにほうれい線の刻印からわたし達のほっぺを守れる可能性がある訳ですね。

飲むコラーゲンやヒアルロン酸は、【脾】の力が充実したときに始めてお肌への効果を発揮します。

【脾】を元気づける生薬の代表は人参(にんじん)です。

瓊玉膏は、人参と細胞を潤すことが出来る生薬とが絶妙に配合された漢方薬なんです。

 

冬は【腎】を守ることが大切です。

東洋医学では、命を営む生命力は【腎】に宿るとされています。

※ 【腎】は、西洋医学の腎臓にとどまらず、幾多の要素の象徴としてとらえられます。

春に目覚め、夏に成長し、秋に実った命の果実は、

冬の間、体の深いところに大切にしまわれています。そこが腎。

腎を守るには、いろいろな養生法がありますが、、、

瓊玉膏は、腎を養う力を備えます。

それが古来、この薬が不老長寿の高貴薬とうたわれてきた所以です。

 

その昔は、皇帝一族しか飲むことが許されなかったという逸話のある瓊玉膏。

わたしが飲まずにおきましょうか

 

秋から冬にかけて、わたしの大好きな漢方薬です。

 

先日、お店での出来事。

来店されたお客さまが開口一番に言いました。

「この間のあの薬、福山雅治も飲んでるんですか?」

「ネットでケイギョクコウって入力したら、福山の名前が出てきてびっくりしたんです。」

えーーーっ!

と、誰よりも黄色い声を発したのはわたし

今年の春ごろ、ラジオで言ってたんですって。

あの深みのある声で「風邪をひきそうなときに飲むといいんですよー。」なんて言ったんでしょうか。

この瓊玉膏を福山くんも飲んでいたなんて、感激です♪

わたしがラジオを聴いたときには、竜馬伝の頃

「最近、筋肉が育ってきたんですよ。」なんて福山くんが言っていました。

TVでは、ちょうど竜馬が剣術の稽古の合間に中庭の井戸端で水浴びをしているシーンが放映された頃です。  (ノ∀`)・゚・。

福山くんが撮影の激務を瓊玉膏で乗り切っていたと思うと、

ちょっぴりうれしいです

 

漢方薬は、

誰かに効いたからといって、誰にでも同じ効果をもたらす訳ではありません。薬の必要性は、体質により、年齢により、季節により異なります。

お飲みになる前には、一度、漢方の専門家にお尋ねの上ご購入されることをおすすめ致します。

 藤枝 焼津 島田 静岡 御前崎 牧之原 開豊 瓊玉膏

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2012年11月12日 (月)

産後の尿漏れ☆大人のおねしょ?

打ち明けにくいの

 

咳やくしゃみをしたら、

「あ・・・、下着が冷たい

そんな経験はありますか?

 

人には打ち明けにくい尿の悩み。

ある統計によると、

軽い症状を含め、妊娠中に尿漏れを経験した人は約60%。

妊婦さんの半数以上が経験していることですから、恥ずかしいことではありませんね。

中には出産直後に尿が出ずらくなったり、まったく出なくなってしまったり、

尿意が鈍くなってトイレに間に合わなくなったり、

笑っただけで尿漏れを起こしてしまうケースもあります。

 

どうして漏れるの?

骨盤の底には骨盤底筋という筋肉がハンモック状にめぐり、骨盤内の臓器を支えています。

妊産婦の場合、

子宮が大きくなってこの骨盤底筋が緩んでくると、

骨盤の中の臓器が支えきれなくなり膀胱が下がってきてしまうことがあります。下がった膀胱は外部からの刺激を受けやすくなり、ちょっとした刺激で腹圧が上がって尿が出てきてしまいます。

さらに骨盤底筋の緩みは尿道を締める働きを弱めることにもつながり、ひどい場合には子宮などの性器脱がおこることもあります。

赤ちゃんが産道を通る時には骨盤底筋が引き伸ばされたり切れることがあり、特に子宮口が開いてから5時間以上かかった場合や3500g以上の赤ちゃんだったという場合には骨盤底筋が受けるダメージが大きくなりやすいといわれています。【腹圧性尿失禁】

また、妊娠中には大きくなった子宮が膀胱や尿道を圧迫することで尿が漏れ出やすくなるケースや、出産直後に膀胱知覚を伝える神経がダメージを受けるため尿意を感じにくくなってトイレに間に合わず尿漏れを起こすというケースもあります。

出産の際は赤ちゃんが骨盤底筋の中心を貫く産道を通り抜けるので、筋肉は最大限に伸び、尿意を感じさせる神経が傷付けられる例があります。【切迫性尿失禁】

 

出産してよろこびに満ちる頃、

ママの体には、お産のダメージが深く残されているんですね。

 

どうしたらいいの?

まずは、自分でできることから始めましょう。

骨盤底筋群を鍛えましょう!

① トイレで ・・・ 一度で尿をすべて出さずに途中で2~3回尿を止めてみましょう。

尿道に神経を集中させて、途中でお腹にきゅっと力を入れるのがコツです。

② ①の要領をつかんだら、寝る前や目覚めたときに布団の中で骨盤底筋を締めるトレーニングを20~30回やってみましょう。

③ 椅子に座りながら、また立つ時などに肛門を締めてみましょう。

 

以上はちょっとした時間にできる簡単なトレーニング方法です。

最近のフィットネス業界では、骨盤底筋だけでなく腹筋やお尻、内腿の筋肉を一緒に鍛えた方が回復が早まるとされています。

ベビーカーでお散歩をする時には、内股をクロスして歩いてみるのもいいですね。

骨盤底筋のトレーニング方法は、他にもバランスボールや骨盤用ゴムチューブ、さらしを使う方法もあります。 子育てしながらのトレーニングは大変ですが、合間を見つけて簡単なことからチャレンジしてみるとよいでしょう。

 

産後一年以上経っていても治る?

尿漏れが一年以上続いている場合は、それだけ母体のダメージが大きかったことが推察されます。

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出産時の産婦人科的なダメージだけではありません。

 

母体は

妊娠中は、胎盤を通して胎児に栄養(血液)を与え続け、

出産時には、たくさんの出血と共に渾身の力を振り絞って赤ちゃんを誕生させます。

産後は十分に休む間もなく、授乳と育児の生活に追われていることでしょう。

 

20歳代で出産した人や、食欲が旺盛でストレスがない人などは、

産後の肥立ちも順調で、普通の生活をしていても十分に産後のダメージから回復できることが多いのですが、、、

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疲れやすい、声が小さい、汗が多い、体がだるい、食欲がない、食べた後お腹が張る、便がゆるい、胃下垂、子宮脱、痔、脱肛など

【脾気虚弱】、【脾気下陥】

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生理の量が少ない、手足がしびれる、筋肉がひきつる、目がしょぼしょぼしてはっきり見えない、夜になると目が見えにくい、めまい、顔色が蒼白、髪がやせる・パサつく、乾燥肌など

【肝血虚】

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我慢することが多い、怒りっぽい、生理不順、生理前に胸が張って時に痛む、ため息が多い、咽がつかえるなど

【肝気鬱結】

上記が思い当たる人は、

ダメージを克服する“自分の力”が、産後に弱まりやすいと考えられます。

 

漢方理論では、

質の良い血液を筋肉に届けながら、

弱まった骨盤底筋などを回復させ、

下垂した膀胱や子宮などの内臓を上に引き上げることが可能です。

また、膀胱や腎臓を元気づけることで、

尿の悩みの他、Photo_14 

腰がだるい、足が疲れやすい、腰をもむと気持ちよい、頭がぼーっとする、忘れっぽい、抜け毛が多い、歯がもろい、寒がり、手足がほてる、頻尿、夜中にトイレに起きるなど

【腎陰虚】、【腎陽虚】、【腎気不固】、【膀胱湿熱】

など、上記の症状が一緒に改善されていく例もあります。

大人のおねしょも同様ですが、

深刻なおねしょの場合は、治るまでに少々時間がかかることがありますことをご了承ください。

 

お母さんの元気は、

赤ちゃんに最高にうれしい心の栄養です

 

漢方薬は、お母さんの笑顔を応援します

 

 

深刻な尿漏れの場合、

西洋医学的には手術、電気療法、薬物治療、リングの挿入などさまざまな治療法があります。

一度、産婦人科、婦人科、泌尿器科などを受診して相談してみることも大切です。

 

一人で悩まなくていいんです。

誰かがきっと、あなたの悩みに寄り添えるはずだから

 

 

流産や早産のあと、ときに尿漏れや頻尿などの症状に悩まされることもあります。

赤ちゃんを失った切なさと体の不調。

それはどんなにお辛いことでしょう。

出会えなかった赤ちゃんには ~ありがとう~ を。

そして、あなたを大切に思う誰かのために、あなたの元気を取り戻しましょう

漢方薬は、きっとそんなあなたを応援できます。

 藤枝 焼津 島田 静岡 御前崎 漢方 薬局

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2012年11月 5日 (月)

日曜日は大道芸ワールドカップ?

いいえ、勉強会だったんです、けれど

 

月の第一日曜日、

わたしの予定は静岡中医薬研究会の勉強会で埋まることがほとんどです。

昨日の日曜日も、中医学講師の劉暁非先生をお迎えして

「老化と痛みⅡ」

をじっくり、独歩顆粒(どっぽかりゅう)を中心に勉強させていただきました。

 

勉強会が終わって、

皆さんの健康のお役に立つ勉強をしたなー、といつも通り満足感に浸りながら静岡駅付近を歩いていると、

大きな木の下の広場に黒山の人だかり。

そう、今日は大道芸ワールドカップの最終日だったんですね。

楽しそうな雰囲気に吸い寄せられて、中を覗いてみると、

パフォーマンスはちょうど終わったところ。

黒いタンクトップ姿のパフォーマーは投げ銭でずっしりと重くなった大きな袋を手に、満足そうな笑みを浮かべていました。 大層、盛り上がっていた様子。 

 

あぁ残念、と思って立ち去ろうとしたら、次のパフォーマンスが案内されたのでそのまま見てみることにしました。

静岡市近郊在住にして、初めての大道芸観覧です。

年甲斐もなくワクワクしてパフォーマンスの始まりを待っていると、

ん?なんだか、違う。

出てきたのは小柄な日本人女性。

少女にも見える華奢なその女性は、言葉を発さず、目の表情や身振り手振りですべてを表現しようとしていました。

パントマイム、というのでしょうか。

黒を基調としたフラメンコ調のスカートに赤いチェックのマントを羽織ったその風貌は、パフォーマーというより“占いの館”風。

うっすらと微笑みながら手にした白い画用紙には、大きな黒い文字で演題が書かれていました。

 

月のおはなし

静かに流れる音楽に合わせ、

女性はゆっくりとした手つきで黒いレースの布を顔に巻きつけ、いつの間にか現れていた白い仮面と無言の会話をし始めます。

白い仮面は、きっと月。

客席に目を移すと、子供連れの家族達は早々に席を立ち始めていました。

 

子供さんにはちょっと難しかったのね。

一緒に観覧していた勉強仲間のK嬢と、一瞬目を合わせました。

どうする?見る?

せっかくだから見ましょうか、そんなやり取りの目線が交わされました。

音楽は徐々に軽やかになり、女性は少しづつ変化をしていきます。

膨らんだお腹からは、ふたつ目の仮面が登場。

そう、それは出産。

ふたつめの仮面は軽快なテンポですくすくと育ち、年頃の娘に成長します。

はにかんだり、誘惑したり、

青春を謳歌するかのようなダンスをして、、、

あーーら、あら!その時、舞台のそでから背広姿のおじさんが乱入!

とんだハプニングです。

年の頃は70歳代と思われる白髪のそのおじさんは、パフォーマーの妖艶な踊りに刺激されたのか、すっかりノリノリのダンスを披露し始めます。

会場をつつむ爆笑の渦。

おじさんは見かねたボランティアスタッフに踊りを制止されますが、飛び出て踊りだすこと、二度三度。

ノリノリおじさんが大人しく席に戻る頃、娘にも変化が現れます。

あ、また妊娠?

いえ、今度はさっき生まれた子が妊娠するんだから、その娘にとっては初産です。

そうして出産した娘は、きっと年をとり、

落ち着いた時間を迎える頃に、また最初の月と会話を始めます。

月のおむかえ。

それが何を意味するのか、きっと見る人それぞれに答えがあるのでしょう。

 

日頃、店頭で不妊症などいろいろなご相談をお受けする立場にあるせいなのか、

初めての大道芸鑑賞だったせいなのか、

このパフォーマンスはわたしの胸に深く染み入りました。

パントマイム風ですが、ひとつ芝居を見終わったような満足感です。

 

女性の一生は、月とともに

月経が来潮し、月が満ちるように子を宿します。

 

月のリズムを大切に

それは、

妊娠準備に取り組む女性の合言葉。

 

「月のおはなし」のパフォーマンスが終わると、

女性の持つ黒い帽子に投げ銭を入れようと真っ先に近付いていったのは、先のパフォーマーの白人男性でした。

相変わらず黒いタンクトップ姿で、何をか話しかけたようでした。

手にしていたのは、せ、千円札です Σ(゚□゚(゚□゚*)!!!!!!☆

パフォーマー同士の友情でしょうか。

華奢な女性がひとりで参加したことへの応援の気持ちでしょうか。

純粋にパフォーマンスに感動したんでしょうか。

わたしは自分の手に握られた銀色のコインが、少し恥ずかしく思えました。

そんな、ほんわか心が温まった秋の夕暮れでした。

 

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2012年11月 2日 (金)

ただ今、お店の前では

工事中につき、ご迷惑をおかけします

 

上伝馬商店街アーケードの撤去が終わり、

いよいよ次なる構築物のための工事が始まりました。

 

Photo_9      

昨日の午前中はこんな感じでした

 

一日経って、今朝。

駐車場から見ると、こんなです

Photo_8  

 

 

 

 

駐車場は、いつも通りに使えます。

♪(o ̄∇ ̄)/

 

← この緑の柵が目立ちますね。

お車の方は、ちょっと入れにくくなったでしょうか?

「アーケードがなくなってから、通り過ぎて一周しちゃったよ 。」

と、お叱りを受けてしまうこともございますが・・・

 

赤堀薬局は、いつも皆さまをお待ちしております

営業時間外のご来店は、ご面倒ですが、事前にご一報頂けますと大変助かります。

 

上伝馬商店街の新しい構築物は、

来年の3月に完成予定です。

ご迷惑をお掛けして、大変申し訳ございません。

引き続き、

お足元にはご注意下さいますよう、よろしくお願い申し上げます

 

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