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2012年9月

2012年9月15日 (土)

ご報告 ~ 商店街は今、、、

ご協力ありがとうございました

 

今週の月曜日から水曜日にかけて、赤堀薬局前のアーケードを撤去いたしました。

皆さまにはご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。

ご協力ありがとうございました。

 

無事にアーケードが撤去され、感想は皆さん様々です。

「明るくなったねー。」 「道路が広くなったね。」 という言う男性もあれば、

「寂しくなったね。」 なんて言う女性もおられますが、、、

「早く日陰をちょうだいーーー!」 と日の光が苦手なわたしは思うのでした

 

Photo_4

現在は、

→ こんな感じになっています。

 

 

以前は、

Photo_6← こんな外観でしたので

なんとなく、変化を

お分かりいただけるでしょうか?

 

車でお越しの方は、

「わからなくって、通り過ぎちゃったよ。」なんておっしゃる方もおられました

 

変化といえば、わたしも。

 

商店街アーケードの記念にとったこの写真から数日後、髪型を変えました。

ちょっとクルクルし過ぎたかなー、と思いながら帰宅した途端に T子さんから痛烈なひと言。

 

「サザエさんみたい!」

「オバサンっぽいから私はキライ。」

 

あぁ、T子さんに オバサン と呼ばれるとは・・・ ∑(゚∇゚|||) 。

 

そんな、くるくるパーマなわたし と アーケードが消えた赤堀薬局 を見に、よろしかったら上伝馬にお立ち寄りください

  

 

明日から二日間、

9月16日(日)~17日(月) は 日本中医薬研究会第13会全国大会に出席して参ります。

17日(月) のご相談はお休みいたします。

 

先日に続き、度々ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございません。

皆さまの健康に役立つ内容を、しっかり学んで参ります。

ご理解の程をよろしくお願い申し上げます

 

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2012年9月10日 (月)

夏バテしてる? 咳、してる?

夏の汗 と 秋の咳 ~ それはお肌の乾燥につながります。

 

まだまだ日中は暑さを感じますが、

夕方にもなると、頬を撫でる風の心地よさを感じます。

ようやく、秋ですね

 

寝苦しい夜からも開放されて、気分は爽快♪と言いたいところですが・・・

猛暑と節電に悩まされた今年の夏は、思いのほか汗をたくさんかいた人が多いのではないでしょうか。

 

夏にかく適度の汗は、

東洋医学的に見ても、新陳代謝を促し“気”の巡りをよくして体内にこもる熱を発散させるよい汗です。

問題は、汗のかき過ぎです。

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何もしていないのに、汗がダラダラたれてくる

ちょっと動いただけなのに、汗が出る

寝汗がひどい

この夏、そんな汗をかいていたあなたは要注意。

これからの季節、

涼しくなってから夏のダメージが体に現れて秋の夏バテになってしまったり、体の潤い成分が不足してお肌の乾燥や空咳に悩まされることがあります。

 

これとは逆に、

冷房の部屋にずっとこもって汗をかいていなかった人も、注意が必要です。

カラダは適度な汗をかくことで、体内にこもる熱を発散させて温度調節をしています。

涼しい部屋にいたとしても、

ヒトも自然界の一部ですから、灼熱の太陽が発する熱は屋内の人体にも影響を及ぼします。 夏の間、汗をかく機会の少なかった体は熱の発散のバランスが崩れて、肺に熱をこもらることがあります。

【夏傷於暑、秋必駭瘧】

Photo_38そうすると、、、

秋になると空咳が止まらない

秋口に喘息が出やすい

秋になると皮膚が乾燥して痒くなる

ここでもやっぱり、空咳と皮膚の痒みにつながってきますね。

 

このほか、

食欲がない

疲れやすい

下痢しやすい

声が小さい

などの傾向が日頃からある人は、

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お腹を元気にさせながら、肺を潤すとよいでしょう

 

 

秋に食べたい食材 ~ 肺を潤す食材 ~

なんといっても なし、ナシ、梨 です!

他にも

はちみつ、杏仁・杏仁豆腐、ゆり根(百合根)、白きくらげ、豆腐、レンコン、大根、ふかひれ

などもよいですね。

金柑 や カリン や アンズ は胸の熱をとってくれる優秀な食材です

これらは“秋の薬膳”の基本でもあるんですよ

秋に咳が出やすい人は、お腹を丈夫にすることも大切です。

お腹を丈夫にする食材は、また後日。

 

「食材が大事なのはわかるけど、わたしは忙しくって、、、」というあなたも、あきらめなくて大丈夫。

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漢方薬が、そんなあなたの秋の体を応援してくれます。

よく効くのに、甘くておいしい~

そんなお手軽な漢方薬もあるんですよ。

 

わたしはこの夏、麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)にとっても助けられました。

人参の苦味が気になるときは、大高酵素特選品を加えたり、スポーツドリンクに混ぜたりしながら飲んでいました。

あんまり調子が良いので、乾燥する秋もこの 麦味参顆粒 で突破しようと考えています。

今シーズンのわたしの美肌の秘密は、ココにあり

 

~ おいしい漢方シリーズ

わたしは 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)瓊玉膏(けいぎょくこう) もおいしくってお手軽で大好きです。

どちらも“潤う美肌作り”の力強い味方になってくれますが、

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう) は、貧血症状が目立つときや生理中や生理後に体調を崩しやすいときに

【肝血虚】

瓊玉膏(けいぎょくこう) は、もう一段階深いところから潤したいときに

【肺腎陰虚】、【脾虚】

という具合に使い分けています

 

 

● あなたは体のエネルギーやパワーが不足ぎみ?

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□ やる気がでない

□ 疲れやすく体がだるい

□ 汗かきで動くとすぐに汗がでる

□ 声に力がない

□ めまいがする

□ 動くと動悸がしやすい

□ 息切れしやすい

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□ 胃がもたれる

□ むくみやすい

□ 肌のツヤや弾力に欠けている

□ 肌の抵抗力やバリヤ機能が弱い

【気虚体質】

 

 

● それとも体の潤いが不足ぎみですか?

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□ 顔や手足の裏がほてる

□ 口やのどがよく渇く

□ 唇や目が乾燥しやすい

□ 寝汗をかきやすい

□ 眠りが浅く、よく夢をみる

□ 髪の毛にツヤがなくパサパサする

□ 乾燥肌で、シワができやすい

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□ から咳をする

□ 尿量が少なく黄色い

□ 便秘ぎみである

□ 舌の色が赤く、苔が少ない

【陰虚体質】

【逆秋気則太陰不収、肺気焦満】

上記がいくつか当てはまったあなたは、

秋の漢方養生を始めてみてはいかがでしょう。

わたしと一緒に “カラダの中から潤う美肌” を手に入れてみませんか

 

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2012年9月 5日 (水)

男性不妊 1

案外、多いんです

Photo_3

 

赤ちゃんがほしい。

それは不妊治療に取り組む夫婦の共通の願い。

 

今、不妊の原因の約半分は男性側にあるとも言われています。

けれど、そうした現実が置き去りにされがちなのも日本の不妊治療を取り巻く現状です。

 

男性不妊って、なんですか?

一般に、2年以上避妊なしで性交をしても妊娠しない場合で、その原因が男性側にあると考えられるものをいいます。

具体的な要因は以下のように挙げられます。

 

① 性機能障害

 勃起障害、射精障害(逆行性射精、射精不能など)、高度の尿道下裂、早漏、遺精、滑精など

② 造精機能障害

 突発性造精機能障害、精索静脈瘤、高プロラクチン血症、精巣炎、ムンプス精巣炎、停留精巣、クラインフェルター症候群などの染色体異常、その他化学素因・放射線・温熱・重金属・ダイオキシン等の環境汚染など

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③ 精子機能障害

 精嚢炎、前立腺炎、精巣上体炎、免疫学的障害など

④ 精路通過障害

 医原性精管切断、炎症後精路閉塞、先天性精管欠損症、副性器の発達障害による閉塞(精巣上体・精嚢・前立腺・射精管)など

 

・・・ なんて羅列されたら、いやになっちゃいますね。

イメージとしては、

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◆ 健全な精子が育っていない

 (乏精子症、無精子症、精子無力症など)

◆ 精子が順調に運ばれてこない

 (精索静脈瘤、精路閉塞、他上記など)

◆ 性交がうまくできていない(EDなど)

と考えていただくとよいでしょう。

中には精子の通り道を外科的に処置することで、健全な精子が流れ出し、自然妊娠が可能になることもあります。

(精路再建術等)

また、ここで注目すべきことは、

男性不妊の約80~90%が造精機能障害で、その中でも突発性(原因不明)とされているものが 約50~70% あるということです。

この数字は、

「男性不妊患者のうち 約40~60% に有効な西洋医学的な治療法が確立されていない」と読み取ることもできます。

こうした男性の多くは、一見すると全くの健康体であることが多く、

実際に、健康面では一切の問題がないとびきり元気な男性もいます。

そんな男性は不妊検査を勧められた途端、自尊心を傷つけられたようで不機嫌になってしまうこともありますが・・・

 

中医学理論は、この突発性造精機能障害にアプローチすることが可能と考えます。

 

 

漢方で治療するって、どうするの?

漢方的な男性不妊の取り組みでは、ご本人の訴えと体質を重要視します。

 

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● 元気がないタイプ

疲れやすい、食欲がない、下痢しやすい、性欲低下、インポテンツ、乏精子症、運動率低下、早漏、奇形率が高い、射精無力など

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● ストレスが多いタイプ

イライラする、我慢することが多い、ため息が多い、性欲減退、インポテンツ、早漏、不射精、精子減少、高プロラクチン血症など

● 血液どろどろタイプ1

肩凝り・頭痛がある、目の下にクマがある、顔色が黒い、タバコが好き、精索静脈瘤、インポテンツ、陰茎のしこり、前立腺肥大、不射精、閉塞性無精子症、乏精子症など

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● 血液どろどろタイプ2

痰がでる、脂っぽいものが好き、太り気味、性欲低下、インポテンツ、陰茎のしこり、慢性前立腺炎、前立腺肥大、乏精子症、精液不液化、運動率低下など

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● 暑がりタイプ

暑がる、突然怒り出す、尿が黄色くて臭う、脂っぽいものが好き、飲酒が多い、インポテンツ、血精症、膿精症、精液不液化、死滅精子が多い、運動率低下、奇形率が多いなど

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● のぼせタイプ

顔がのぼせる、手足がほてる、怒りっぽい、頻尿、尿量が少ない、寝汗が多い、性欲亢進またはインポテンツ、勃起頻繁、早漏、遺精、精液量少、乏精子症、運動率低下、死滅精子が多い、精液不液化など

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● 寒がりタイプ

元気がない、寒がり、明け方に下痢しやすい、尿が透明、尿量が多い、腰がだるい、インポテンツ、早漏、滑精、乏精子症、運動率低下、死滅精子が多い、性欲低下、精液稀薄、奇形率が高いなど

 

 

こうした体のクセを読み解き、

体質の偏りを整えることで、精子の質を向上させることが可能となる

と、わたしは考えます。

 

そして何より大切なこと、

それは、ご夫婦ふたりが歩み寄ることかもしれません

 

パパとママが仲良しでいると、

 ・・・ タマゴちゃんは、それが一番うれしいはずだから

 

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→ 男性不妊 2 へ続きます

 

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