« 夏のご挨拶♪ | トップページ | 夏のドロドロ♭ »

2012年7月20日 (金)

あなたの周りのこんな人

キレる大人?

 

いつもと同じ話をしただけなのに、

急に怒りだす人、いませんか

 

こちらはたのしい気分が台無しだし、なんだかとっても不愉快になるし。

もう、、、こんな人、大嫌い!

なんて思う人がいたら、ちょっと待ってください。

嫌いになるのは、まだ早いかもしれません。

 

季節は小暑を過ぎて、今は大暑を迎えるばかりです。

大地が焼けつくような太陽に熱せられるこの時期は、気が遠くなるほどの暑さに苛まれる人もいるかもしれませんね。

人の体も、自然界の一部です。

大地が暑くなれば、人の体も熱を帯びます

 

ある条件が重なるとき、

体内にこもる熱が、怒りへとはけ口を求めてしまうことがあります

 

 どんな条件?

普段から我慢することが多い人、イライラする、お腹が張りやすい、ゲップが多い、生理周期が不安定、生理前に胸が張る、

わき腹にかたまりを感じて時に痛くなる、頭が張って痛い、

赤ら顔、目が赤い、口内炎ができやすい、口が苦くて咽が乾く、鼻血が出やすい、手足がほてる、多汗、寝汗が多い、肌荒れ(赤いぶつぶつ)、ニキビなど

【心火上炎】、【肝気鬱結】、【肝火上炎】、【肝陽上亢】、【血熱】、【陰虚火旺】等々

いくつか当てはまる人が、ビールやお酒をたくさん飲んだり、辛いものや味の濃いものを食べ過ぎたり、節電対策でクールビズをがんばり過ぎたりしたら・・・

カラダの中にたまった熱は、ついに爆発

 

そんなときは

側にいるあなたが、そうした熱をカラダの外に追い出す食材を食べさせてあげられるとよいですね。

漢方の知恵は、キッチンから実践できるんですよ。

それは 薬膳 ともいわれます。

難しいことではありません。 ちょっとしたコツをつかめば、誰でも家族の健康を守るホームドクターに早変わりです。

 

 カラダの熱の排出を助けてくれる食材は?

 お肉なら豚肉、

 スイカ、トマト、きゅうり、ゴーヤ、冬瓜、根菜(大根、ごぼう)、あさり、しじみ、海藻(わかめ、昆布、ひじき)、緑豆(緑豆もやし、緑豆春雨)、こんにゃく、バナナ、梨、豆腐、香り野菜(セロリ、三つ葉など)、菊花茶、ミントティー、緑茶など

 

 たくさん食べると怒りっぽくなる食材は?

× お酒、辛いもの、脂っぽいもの(牛肉、ケーキなど)、甘いもの(チョコレート、生クリーム、炭酸飲料)など

 

怒りっぽさは性格だけによるものではありません。

食生活や普段の生活習慣からも、怒り気質は作られていきます。

※ 体の熱を冷まそうとして、冷たい飲み物をガブガブ飲んではいけません。

冷たい飲食物の摂りすぎは胃腸を傷付け、むしろ逆効果となってしまいます。

 

漢方の理論では、怒り体質を改善することは可能です。

漢方薬は、そんなあなたの悩みに寄り添います。

涼やかに “夏の怒りんぼう” に取り組んでみませんか

 

上記の漢方理論は、

思春期のお子さんや家庭内暴力を引き起こしてしまうような体質の改善にも役立ちます。

ですが、そうしたケースではご本人だけでなくご家庭や環境などにも様々な要因が絡んでいることがあるため、薬だけに頼らないで周囲の皆さんで課題に取り組む姿勢が必要となります。

 漢方薬局 藤枝 焼津 島田 静岡

|

« 夏のご挨拶♪ | トップページ | 夏のドロドロ♭ »

季節の養生」カテゴリの記事

働きざかりの漢方」カテゴリの記事