乳児湿疹 ①
赤ちゃんの顔がぶつぶつタラコになっちゃうの !?
ある日、赤ちゃんの顔にぷつぷつと赤いタラコ状の湿疹ができてしまったら・・・
日に日に湿疹が増えて、赤ちゃんはとっても痒そう。
まだやわらかな薄い爪で顔を掻きむしってしまうと、痛々しくて
かわいらしい顔に傷がついたら、新米ママさんは困ってしまいます 。
乳児湿疹。
赤ちゃんの湿疹を総称して 乳児湿疹 といいます。
生後3週間から1~2ヶ月ころの湿疹は、赤ちゃんのニキビだと言う人もいますが・・・
この乳児湿疹を東洋医学的に見たとき、ふたつの原因が考えられます。
ひとつは、赤ちゃんのお腹負け
赤ちゃんは、誕生してから、初めて自分の消化器官を使います。
ママのお腹にいた頃は、
赤ちゃんは胎盤を通じて、母体から直接栄養物質を自身の血液中に取り込んでいました。
お乳を口に頬張るのも、自分の胃や腸を使って消化・吸収するのも始めての経験です。
お乳を飲む量も日に日に増えて、赤ちゃんの胃腸は毎日重労働。
そんな中で、生後3週間もすると消化器官に少し疲れが出てきてしまう赤ちゃんが現れます。
このお腹の疲れがなかなか解消されないでいると、赤ちゃんはSOS信号を発します。 そのひとつが乳児湿疹です。
もうひとつは、お母さんの食事内容
お乳はお母さんの食事の内容を色濃く反映します。
「本当にそうなの!?」
試しに三日間、夕飯に魚ばかりを食べてみると・・・
しぼったお乳は、なんと ・・・ 魚の臭いがしてきます 。
乳児湿疹を誘発しやすい食べ物は、
脂ののった肉や天ぷら・唐揚げなどの油物、バターや卵をたっぷり使ったケーキなどの乳製品、チョコレートなどの甘い菓子など。
これらは中医学では湿熱を誘発する食べ物として、皮膚病一般で避けるべき食材とされています。
中医皮膚科では赤いプツプツは“熱”、プツプツが盛り上がっていたりジュクジュクしていたら“湿”ととらえます。
湿疹が赤みを帯びていたら、
お母さんは唐辛子やキムチなどの辛味やお酒を控えることが大切です。
胃腸が弱めのお母さんなら、
餅を控える必要もあるでしょう。
授乳と餅の関係につきましては “お乳がでないの!?” をご覧ください。
ご両親のどちらかにアトピー性皮膚炎の傾向がある場合には、
サバやサンマなどの青魚やエビやカニなどの甲殻類も避けましょう。
これらのことに気をつけるだけでも、赤ちゃんのお肌がきれいになることもあるんですよ。
生まれたあとも、お母さんと赤ちゃんは一心同体なんですね。
もちろん、本来、お母さんは好きなものを食べていいんです。 授乳中はお母さん自身がしっかり栄養をつけることが大切です。
問題は、赤ちゃんの胃腸がオーバーワークを起こしてしまったときのこと。
お母さんの食事は赤ちゃんのお乳の原材料です。
お乳の製造工場であるお母さんが食べるものに少しばかり気を配ることで
赤ちゃんのお腹の負担は見違えるほど軽くなって、さらにお母さんのお乳の出がよくなるなんてこともあるんですよ。
お乳と食事の関係については “お乳がでないの!?” をご覧下さい。
痒がる赤ちゃんを見つめて途方にくれる前に、
赤ちゃんのために、まずはできることから始めてみましょう
。
さらに詳しくは “乳児湿疹 ②” をご覧ください。
赤堀薬局は、新米ママさんを応援します。
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