雨あがりの夜空に ☆ 想う
晴天続きのこのGWでしたが、今日は朝から雨が降っています。
数日前に忌野清志郎さんの訃報を目にして、少しさびしい気分になりました。
私は特別大ファンだったという訳ではなく、子供時代に隣の部屋から聞こえてくるロック少年を夢中にさせた当時流行りの音楽として、むしろ消極的に聞き流していた位です。
それでも学校帰りにランドセルを背負って
「どうしたんだー、Hey Hey Babyー♪」
と口ずさんでスキップをしていたのですから、RCサクセションの音楽は児童をも虜にする名曲だったのですね。(げに恐ろしきは連日の聴覚の刷り込み効果。)
清志郎さんの歌詞には 「雨」 がキーワードになっているものがいくつかありました。
雨にもいろいろあります。どしゃ降りやゲリラ豪雨にお天気雨、さみだれ(五月雨)、しぐれ(時雨)、さよしぐれ(小夜時雨)、きりさめ(霧雨)、ひさめ(氷雨)、涙雨などなど。清志郎さんを始め、私たち日本人は雨にひときわ情緒を感じるのかもしれません。
「雨あがりの夜空に ♪」 の雨はどんな雨だったのでしょう。
私が連想するのは初夏の雨。
上気した頬をクールダウンさせるような雨。自然界のエネルギーが充満して今にもはじけそうな、発火寸前のまさに今のこの季節に降る雨です。
この歌と一体感を覚えるような味わい方が出来るのは、きっと思春期から青年期にさしかかる若者なんじゃないかしら。人生の中でまさに初夏を迎えんとする発火寸前の彼らこそが、この歌のエネルギーを最も臨場感をもって最高にHAPPYに満喫できるように思います。(往年の熱狂的ファンの皆様、ないがしろにしてすみません。)
ほとばしるエネルギーと雨。
一見すると 「雨あがりの~♪」 な感じでいいんじゃないの、なんて思えますが、ここは温暖湿潤気候の日本。私は漢方家。
雨も数日続くと、ジトジトと体の中まで湿っぽくなるんです 。
特に熱気と湿気と寒気のあいまった梅雨時は、ジトジトが最高潮に達します。
「体が湿気るって?」 「水虫のこと?」 なんて言われそうですね。
水虫もたしかに日本の湿気の代表格に挙げられますが、もう少し他にも見てみましょう。例えば、泥みたいな軟便がでる、胃や腹が張ってすっきりしない、食欲不振、体が重い、頭重感、疲れ易い、疲れが抜けない、浮腫み、ジクジクする皮膚炎(アトピー性皮膚炎の悪化)、帯下が多いなど。
もっとひどくなると悪心・嘔吐、水様の下痢、腰痛、膝関節痛、慢性関節リウマチ、喘息発作、痰の多い咳などが現われてきます。
湿気と寒気が熱気に勝ればこれらの症状が見られますし、また湿気と熱気が強すぎてもやはり症状は見られます。健康は幾多の要因の微妙なバランスの上に成り立っているんですね。
「雨あがりの夜空に~ 輝く 雲の切れ間に~♪
下痢便をもよおしたー♭」
なんて青春は格好悪いから、湿気たカラダは早めに除湿しましょうね。
湿気たカラダの除湿法について、詳しくは後日に (気が向いたらね)。
またお会いしましょう。
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